こんにちは!!
BASE株式会社 SRE Group Managerの富塚(@tomy103rider)です。
以前、以下のSREの求人票についての記事を公開してから多くの方とカジュアル面談でお話をさせていただく機会が増え、カジュアル面談の中でも「求人票ブログの記事見ました!」という声をいただき嬉しい限りです。ありがとうございます。 devblog.thebase.in
そんなカジュアル面談の中でよくいただく質問があり、今回はその中から最近のSREチームについて、
- チームで大事にしていることは?
- チームの働き方は?
- チームの業務は?
この3つについて紹介したいと思います。
チームで大事にしていることは?
現在SREチームでは、
- 「信頼性=ユーザの期待値を超え続けること」としてこれを維持し続ける
- BASEの機能等々の価値を高めるための時間を多く作っていけるようにする
が大事であると考えています。
この2つの言葉は、以前チームのミーティングの際に、
「そもそもBASEのSREチームとして今の時点ではどういうチームを目指しているの?」 「BASEのSREは何を大事にしているのか?」
という話題になり、「自分たちが考えるBASEのSRE像とは?」をチーム内で持ち寄って話し合った結果を言語化したものです。ちなみにBASEのSREチームから見たユーザとしては、前者は「オーナーズ(ショップオーナー)とカスタマー(購入者)」の方々、後者は社内でサービスに関わる(SRE含む)人たちを指していて、BASEに関わる全てのユーザ対しSREとしての活動をしていくことが大事であることを表しています。
チームの働き方は?
昨今のコロナ禍ということもありBASEのSREチームにおいても現在は基本的にリモートで業務をしています。そんな中で、日常的なコミュニケーションとしては基本的にはSlackでテキストコミュニケーション、ミーティングはZoomで行っていて、最近はSlackハドルミーティングも活用してより気軽に音声だけでのコミュニケーションを取るようにもしています。
またSREチームの1週間のイベントとしては大きく2つで「朝会」と「SyncSRE」があります。
朝会
- 月〜金 12:00〜12:30 - リリースや大きな作業などのカレンダー確認など - 各自の進捗 - 共有/相談タイム
朝会はタスクを進めている中での困りごと/相談の時間を特に大事にしていて、より話を掘り下げる必要があるときは30分を超えることもあります。また当然ながら何かあればZoomやハドルミーティングで朝会以外でも都度相談しあっています。
SyncSRE
- 隔週金曜 17:00〜 - フリーテーマでチームみんなで会話をする時間
SyncSREは朝会とは異なり、特に議題は決めず主に最近起きたことや感じたことなどをざっくばらんに話してチーム内の認識や意識を合わせる時間にしています。これを始めたのは、リモートワークが始まる前は日常的に自然発生していた会話がリモートワークとなり減ってしまっていることに危機感を感じ、このような時間を意図的に作りました。チーム内での意識/認識をSyncする良い時間になっていると思っていて、実際に1つの事例として最初に書いた「チームで大事にしていることは?」で紹介した2つの言葉を話し合うキッカケになったのはこのSyncSREでの話題からでした。
チームの業務は?
ここについては色々ありますが、今回は最近注力している業務や各開発プロジェクトとの関わり方について簡単に紹介したいと思います。
トイル削減/サービスの運用効率化
現在BASEのサービス拡大に伴ってインフラリソースの作成/変更/運用の機会が増え続けており、日常の運用負荷であったり環境の再現性の担保という点において課題があると認識しており、今後の様々な改善を加速していくためにもここを最優先で改善する必要があると考えています。そのため、今更ではありますがInfrastructure as Codeの実践というところでインフラ環境のコード化+断続的な構成レビューのフロー整備を試行錯誤しながら進めているところです。このあたりはある程度形ができた段階でチームのメンバーがブログを書いてくれることを期待しています。
他チームや開発プロジェクトとの関わり
他チームや各開発プロジェクトとの関わりという点では、例えば必要となるAWS上のインフラに関わる業務があります。ただ、単に機能要件を満たすだけの作業をするだけではなく、各開発プロジェクトにおいて機能要件以外に「非機能要件」という観点でもっと事前に考慮しておくべきことはないか?など、リリース後に小さく積み重なっていくと重い課題になりがちな懸念点をSREからも伝えていけるようにしています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。少しでもBASEのSREチームの雰囲気が伝わればと思います。
さて、引き続きSREチームでは成長するサービスを一緒に支えていっていただける仲間を募集しています!
- BASEのサービスとSREチームに少し興味が出てきたのでもっと話を聞いてみたい!
- 似たような試行錯誤をしているのでカジュアルに話してみたい!
- サービス成長とチームの成長に対して一緒にチャレンジしてみたい!
など、少しでも興味を持っていただけましたら、悩み辛みの情報交換でも構いませんし、ここに書ききれなかった話など、ざっくばらんにカジュアル面談でお話ができればと思いますので、お気軽に以下までご連絡いただけると嬉しいです!
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余談
まとめを書いたあとに余談ですが、最近以下の記事を読みました。
「これでよいのか: SREチームの成熟度評価について考える」 cloud.google.com
ここに書かれている「このグループはこの職務をSREと呼ぶために必要な原理と実践の適用において十分なレベルに達しているでしょうか?」という問いに対し、記事内の4つの原理と自分たちがSREとして進めていっている活動を照らし合わせると、方向性としては間違っていないとは思いつつ、実際SREとしての振る舞い/行動ができているかというとまだまだであろうという感想を持ち、この記事については近々SyncSREで改めて話題にしてみようと思います。