BASEプロダクトチームブログ

ネットショップ作成サービス「BASE ( https://thebase.in )」、ショッピングアプリ「BASE ( https://thebase.in/sp )」のプロダクトチームによるブログです。

入社して1ヶ月経ったのでBASEのオンボーディング体験を紹介します

この記事はBASEアドベントカレンダーの7日目の記事です。

初めに

こんにちは。Owners Marketingチームの竹本です。

この記事では最近BASEに入社した私がどのようなオンボーディングを経てBASEの開発フローやチームに馴染んでいったのかを紹介できればと思います。結論を先に言うとBASEのオンボーディングフローは非常に体験が良く、スピーディーにチームに溶け込めていけたという実感があります。これからBASEに入社される方や入社を検討される方の参考になれば幸いです。

自己紹介

改めましてBASEの竹本と申します。私は今年の10月15日にBASEに入社し、フロントエンドエンジニアとして働いています。所属はOwners Marketingというチームで、ネットショップを開きたいと思われている方にBASEを選んでいただけるような改善活動やネットショップ公開までを迷いなくスムーズに行えるような機能開発を行っているチームになります。

私は元々はバックエンドエンジニアで、主にPHPを書くエンジニアでした。少し前までフロントエンド領域の知識はjQueryとBEM程度の知識しかありませんでしたが、近年のフロントエンド領域の進化やエコシステムの広がりは興味を惹かれるものがあり、プライベートで現在主流となっているフロントエンド開発を体験してみたり、トレンドになっているOSSを覗いてみたりするようになりました。そんな中、運良く前職でPCアプリをElectronで新規開発するという案件に関わらせていただき、そこで改めてWebフロントエンドという領域の奥深さと幅広さを実感しました。その案件が落ち着いたタイミングでフロントエンドを主軸にやっていきたいと思い転職活動をしたところ、縁があってBASEに入社することになりました。

BASEは新卒の頃からPHP系のカンファレンスでよくお見かけしていましたし、テックブログも参考にさせていただいていたので、よく知っていた企業ではありました。BASEへの入社を検討するにあたって改めてそれらを見返し、入社の決め手となったのは以下の記事を読んで技術の幅を広げながら業務を楽しめそうだと感じたからになります。

私のオンボーディング日記

ここからは私の入社初日からのオンボーディング体験を、日記形式でお届けします。 なお、以下の内容はあくまで私個人の話になりますので、オンボーディングフローは所属するチームやロールによって多少違うことにご留意ください。

1日目

コロナが落ち着いていたこともあって物理出社しました。オフィスに着くとチームメンバーとメンターの方が歓迎してくれました。普段はリモートワークでお仕事をされているそうですが、この日は顔合わせのために全員出社で迎えていただけたらしくとても嬉しかったです。 この日のお昼はチーム全員でひつまぶしを食べにいったのですが、そこである程度チームの雰囲気や人となりを知ることができたと思います。皆さん気さくで話しやすく技術に対して明るい方ばかりだったので、このチームなら上手くやっていけそうだとこの時から感じていたと思います。 帰ってきてSlackを覗いてみるとonbording-takemotoチャンネルができており、入社時点でオンボーディング中になんでも聞けるチャンネルが用意されていて安心感がありました。「やるぞ〜」という気持ちが湧きましたね。 業務初日は自分のMacbookのセッティングをしたり、業務で使用するアカウントの申請を行ったりして終了となりました。

2日目

2日目は主に環境構築を行いました。BASEのローカル開発環境はDockerで構成されており、またセットアップ作業のほとんどがスクリプト化されていて、いくつかのコマンドを叩くだけで環境構築が完了します。途中、少しつまづくところもありましたが基本的にはドキュメントを読んだり、Slackで聞いたりすることですぐに解決しました。前職・前前職と環境構築は一大作業だったので、特定の誰かに聞かないと作業が進められないという状況に陥らなかったことが振り返ってみて非常に良い体験だったなと思います。余った時間でリポジトリのREADMEを読んだり、コードリーディングしたりしていました。

3日目

環境構築も終了したところで、最初の開発タスクに取り掛かります。BASEでは入社してからできるだけ早く最初のリリースを行えるよう取り組んでいます。これはリリースするまで作業を通じてBASEの開発フローを理解してほしいという意図があります。これは非常にありがたく、開発に必要なドメイン知識の理解とタスク起票からリリースまでの作業フローを分けて考えることができました。私が最初に振られたタスクはある画面の文言の一部を修正するというものだったので、私はこのタスクに取り組む間、以下のような点を理解できるように努めました。 - タスクはどのように起票されるのか - これから触ることになるコードはどのようなディレクトリ構成でどのような書き方になっているか - PRを作る時のフォーマットはどうなっているのか - どのタイミングで誰にレビューを受けるのか - 社内開発環境へのアップロード方法と本番リリースの手順について 3日目は上記タスクをリリースできる状態まで持っていって終了しました。

4日目

いよいよ最初の修正をリリースします。BASEのリリース作業は完全にChatOps化されていて基本Slack上のみでリリースが行えるようになっています。今回は修正内容が軽微だったので動作確認する項目もほとんどなく、スムーズにリリースに行うことができました。この時は入社してわずか4日目で最初のリリースができたことに感動しました。デプロイを高速・高頻度に行える工夫が随所にあり、新しく入った人でもリリースを行える仕組みがあったのでサービスの改善を高速に回していけそうだなと感じました。

5日目以降

5日目以降は時々入る新入社員向けの研修を除けば、オンボーディング感がグッと薄くなった感覚がありました。BASEの開発チームの多くはスクラム開発を採用していて、私のチームでもスクラム開発を行なっています。入社から1週間が経つ頃にはメンターやチームメンバーのサポートを受けながらではありますがスプリントバックログにあるタスクを普通にこなすようになっていました。スクラム開発に加わってからもSlackのオンボーディングチャンネルは存在していましたし、EM・メンターと毎週1on1が設定されていたので、疑問や不安を抱えたりすることはありませんでした。

オンボーディングで良かったところ

ここからは私が体験したオンボーディングフローで良かったと感じた点を挙げていきます。

質問・相談しやすい雰囲気がある

前述の通り、BASEでは入社するとSlackにonbording-〇〇sanチャンネルが出来ます。 分からないところや疑問に思ったことはこのオンボーディングチャンネルで呟くと、チームメンバーがこれでもかというくらい親切に教えてくれます。メンターの存在も相まって、分からないことが出てきても大丈夫という安心感がありました。

ドキュメントが整備されている

誰かに聞かないと作業を進められない状況がオンボーディング期間に起こると誰に聞いていいのかわからず、ストレスになりがちです。BASEでは業務で知っておくべきことは基本的に社内WikiかリポジトリのREADMEに分かりやすい形でまとまっているので、少なくとも私はこの事態に陥らずに済みました。普段からドキュメントをメンテしてくれる人たちに感謝しかありません。

社内の人と交流を持てる制度がある

BASEではメンターランチという制度があります。これは新入社員が社内の人とランチした時に、その費用を会社が負担してくれるという制度になります。この制度を使って普段業務で関わることのない人と交流を持つことができました。リモート環境下で社内のつながりが希薄になる中、こういう制度があることはとてもありがたかったです。

今後より良くしていくために

私の所属するOwners Marketingチームは比較的最近発足した若いチームで、私の入社後にも2名ほどチームにジョインされた方がいました。短い期間でオンボーディングが立て続けに発生したので、躓きやすいポイントやドキュメントの意図が正しく伝わっていない点が徐々に明確になってきました。これについては現在ドキュメントやオンボーディングフローの見直しが進められていて、次に入社される方にはより良いオンボーディングを行えるようになっていると思います。

終わりに

冒頭にも書きましたが最高のオンボーディング体験でした。入社から1週間も経たないうちに最初のリリース、スクラム開発の参加、チーム外の人との交流と盛りだくさんの内容をこなせて充実した日々を過ごせました。

BASEはこのブログYoutube, 技術カンファレンス等で積極的に業務で取り組んでいることを公開しています。私がBASEに入社するきっかけになったのもこれらのアウトプットから会社として取り組んでいることや課題について知ることができたからでした。この記事もまた「BASE気になってるけど入ったらどんな感じなんだろう」と思われる方の参考になってくれると嬉しいですね。BASEのサービスや技術的な取り組みが気になった方は、ぜひ他の記事やYoutubeも覗いてみていってください。

ここまで読んでいただいてありがとうございました! 明日は松雪さんの「Real World Full Cycle Developers」と@osushi_maguro さんの「ユーザーリサーチを活かしたメールマーケティング」の2本立てです!お楽しみに!