BASEプロダクトチームブログ

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私たちのグループの読書会の紹介

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この記事は BASE Advent Calendar 2021 の21日目の記事です。

devblog.thebase.in

はじめに

Payment Devグループの山本(@msysyamamoto)です。

この記事は私たちのグループで行っている読書会の紹介になります。これから読書会を開催しようとしている方や、いまの読書会を改善したいと思っている方の参考になれば幸いです。

こんな感じで行っています

参加者

基本的にはグループのメンバは全員参加になっています(もちろん、業務が忙しい場合などは欠席することは可能です)。現在は14名のメンバが参加しています。

グループの読書会となってはいますが、別のグループからの参加も可能だったりします。

体制

グループのメンバの中の一人が読書会のまとめ役となります。まとめ役は立候補制になっています。もし、立候補する方がいなかった場合は、グループのマネージャからの指名になります。

スケジュール

毎週1回、同じ曜日同じ時間に開催しています。時間は1回あたり1時間となっています。いつも同じ時間に開催することでリズムが生まれ、読書会を続けていきやすくなるのではないかと個人的には思っています。

場所

Zoom で行っています。

読書会は録画をしており、参加できなかった方は後でどのような内容だったかを確認できます。

選書の方法

まとめ役に委ねています。

多くの場合、まとめ役がいくつか本をピックアップし、参加者がそれに投票し読む本を決定します。ピックアップされた本以外で読みたい本があれば、まとめ役でなくとも選択肢に本を追加することができます。

まとめ役に委ねていますので、まとめ役が読書会で読みたい本があれば投票を経ずとも読む本を決定できたりもします。

参考までに今まで読書会で読んできた本を紹介します。2021年12月現在は『DNSがよくわかる教科書』を読み進めているところです。

  1. リーダブルコード
  2. オブジェクト指向設計実践ガイド Rubyでわかる 進化しつづける柔軟なアプリケーションの育て方
  3. テスト駆動開発
  4. 失敗から学ぶRDBの正しい歩き方
  5. Web API: The Good Parts
  6. 決済サービスとキャッシュレス社会の本質
  7. DNSがよくわかる教科書

本の難易度やページ数にもよるのですが、今までの実績からして大体1ヶ月から2ヶ月で1冊の本を読み終えています。

会の進め方

事前にやっておくこと

読む本が決定した時点で、読む範囲の決定と、その範囲は誰が発表者になるかを決定しておきます。発表者は1回の会で5人となっています。発表者はランダムで決定されるのではなく、参加者全員が同じくらいの回数発表者になるように決めています。

発表者は会が始まる前まで該当範囲を読み、気づき・疑問を弊社でドキュメントサービスとして利用しているKibelaに書いておきます。要約は書きません。

発表者でない方も事前に該当範囲を読んでおきます。

その会の司会者を決めます。司会者はボットによってランダムに決定されます(まとめ役 ≠ 司会者 となっています。ランダムなのでまとめ役が司会者になる場合もありますが)。

読書会本番

発表者がKibelaに記述した気づき・疑問を説明し、それに対してディスカッションして行きます。発表者は5人ですが、この進め方で毎回ちょうどよい時間に終わるか、少しオーバーするくらいの時間に収まっています。


以上が私たちのグループで開催している読書会の現在時点でのやり方になります。私が読書会に参加するようになったのは2021年7月なのですがその時とのやり方と現在のやり方を比べると、改善されている部分があります。

例えば発表者の決定方法ですが、以前のやり方はランダムで決定していたのですが、連続で発表者になったりする人が出たりするのでよくないよね、ということで今の方法に改善されました。

今のやり方がベストだとは思い込まずに、改善できそうなところはどんどん改善していき、よりよい読書会にできるといいと思っています。

よかったこと

この記事の締めくくりとして、私個人の感想にはなるのですが、読書会でよかったと思うことを紹介します。

自分では読まなさそうな本を読むことができる

具体的に言いますと『決済サービスとキャッシュレス社会の本質』がそれにあたります。正直なところ、読書会で読む本のとしてピックアップされるまでその本を知りませんでしたが、決済に関わる仕事をしている身として、興味深く読み進めることができました。

自分とアンテナの張り方が違う人が集まることで、自分の知らなかった本を読むこと・知ることができるので、知識の幅を広げるのにいいと思いました。

コミュニケーションの場になる

私たちのグループは全員が同じプロジェクトを進めているわけではありません。同じプロジェクトに参加しているメンバとはよくコミュニケーションを取るのですが、別のプロジェクトに参加しているメンバとはそうではありません。 また、新型コロナウィルスの影響によりリモートで仕事をする機会が増え、グループのメンバと顔を合わせる機会が減ってきています。

それゆえ、同じグループの中でもお互いのことをよく知らないということがあるのですが、読書会がお互いのことを知るよい場所になっていると思います。