BASEプロダクトチームブログ

ネットショップ作成サービス「BASE ( https://thebase.in )」、ショッピングアプリ「BASE ( https://thebase.in/sp )」のプロダクトチームによるブログです。

アジャイル組織のデザイナーがやってきたチームビルディングの話

この記事はBASEアドベントカレンダー2024の19日目の記事です。
同じく19日目には住所の奥深さを知れるPay IDのエンジニアの金子さんの記事も公開されていますので、ぜひご一緒にお楽しみください!

自己紹介

プロダクトデザイナーのichiです。BASEに入社してから21ヶ月が経ち、入社時からBASE BANKチームの一員として金融プロダクトの開発に取り組んでいます。

社内では「お祭り小僧」として、会社主催の忘年会やチーム懇親会の幹事として企画や運営を担当したり、イベントに参加しやすい雰囲気づくりを心がけてきました。
また、今回のアドベントカレンダーのOGP画像もその一環で制作協力させていただきました!

自分が関わるチームのコミュニケーションをスムーズにし、チームをつなぐ「場」の設計に力を注いでいます。
今回は、そんな私がBASE BANKチームで行ってきたチームビルディングの取り組みについてお話しします。

BASE BANKチームについて

BASE BANKチームは、「個人やスモールチームの金融をかんたんにし、挑戦がめぐる世の中に」をミッションに掲げ、金融プロダクトの開発を通じて、ユーザーにとって価値のあるサービスを届けることを目指すチームです。アジャイルな開発体制が特徴で、個々の強みを活かしながら日々プロダクト開発を行っています。
今回のアドベントカレンダーでも何人かメンバーが記事を投稿しているので、よかったらみてみてください〜!

Day04 | 若手エンジニアがBASE入社6ヶ月目で感じていること
Day11 | 技術目線でみた、PAY.JP YELL BANKのおもしろいところをご紹介!
Day12 | 私のキャリアチェンジ:データ分析者からプロダクトマネージャーへ
Day20 | 事業責任者yanagawaの記事が公開!

アジャイル組織のデザイナーとしてのチームビルディングの取り組み

私が取り組んできたチームビルディングの具体例を紹介します。

1. Slack絵文字を活用した自己紹介の場づくり

今まで登録してきたslack絵文字

BASEのSlackチームスペースにはSlack絵文字が5000以上存在し、コミュニケーションに欠かせない文化です。私も現在までに、私は75個以上のSlack絵文字を作成してきました。

入社3日目にまず行ったのは、自分のアイコンのアニメーション絵文字を3種類作ることでした。これによって同僚に覚えてもらいやすくなり、これをきっかけに、「あのアイコンの人だ」「何持ってるの?きりたんぽ?」とはなしかけてもらえて、初対面の人との会話やつながりも自然と生まれました。

アニメーションgifについては、元々自己紹介ツールの一環としてLINEスタンプを作成していたので、腕だけ動かすアニメーションを作るのはそこまで大変ではなかったです。

2. Figma勉強会での知識共有

入社5ヶ月目には、BASE BANKメンバーを対象にしたFigma・FigJamの勉強会を開催しました。「デザイナーだけが使うツール」だと思われがちなFigma・FigJamを、チーム全員がスムーズに使えるようサポートする取り組みです。
これにより、デザイナーと非デザイナーの間で共通言語が生まれ、プロジェクトの効率も少しは向上したと思います。現在はFigJamをデザイナー以上に使いこなす非デザイナーがたくさんいます。
また、この内容は後日ドキュメント化して、入社時のオンボーディングタスクに組み込みました。

3. 入社オンボーディングクエスト

入社10ヶ月目ぐらいの時に、自分がメンターをする機会があったので、新入社員が入社した際のタスクリスト…通称【入社オンボーディングクエスト】をNotion上に作成しました。膨大な情報量の中で何を優先してインプットするべきかを明確にすることで、新しいメンバーがスムーズにチームに馴染めるようサポートしました。

もとになった神テンプレートをBASE BANK用にカスタマイズし、すでに結構な新入社員・異動社員メンバーに使われています。その度にドキュメント情報をメンターになったメンバーがアップデートしてくれているため、完成度が上がりすぎたフォーマットに。
最近はBASE BANKチーム以外にも広がり、現在はプロダクトDevチームのオンボーディングでも転用されています。

4. ストレングスファインダーを活用したチーム理解

ストレングスファインダーというツールを使い、チームメンバーの特性を可視化するためのフォーマットと、ワークショップの場作りをしました。これにより、メンバーそれぞれの強みが可視化され、仕事の依頼の仕方や、逆に協力して欲しいことなどがシェアできました。

実際に作ったワークショップ用フォーマット(左)と、実際に行われたチームで共通点を見る作業(右)

超有料級のフォーマットになって大満足です。何よりも、ただストレングスファインダーを受けてもらうだけではなく、それをチームとしてどう活かせるかを考えて作ったワークショップがめっちゃ盛り上がってくれたのは感動しました。

詳しくはこちらをご覧ください! basebook.binc.jp



5. ふりかえりの文化醸成

ふりかえり(retrospective)は、入社4ヶ月目から現在まで、私が特に力を入れてきた活動です。最近はふりかえりを強化するような野望(BASE BANK 独自用語。個人目標みたいなもの)を掲げてさらに頑張ってます。

当初、ふりかえりは「なんとなく必要だから」ぐらいの温度感で、チームによって行われていたり、行われていなかったりしていました。
自分は元々「ファシリテーターを必要としないふりかえりツール」の開発をしていたことから、チームのふりかえりの底上げが必要だと感じ、FigJamを使ったふりかえりのためのフォーマットの作成やファシリテーターとしての活動を通じて、より価値あるプロセスに進化させました。
最近では、「ふりかえりエヴァンジェリスト」を名乗りチーム向けにふりかえり勉強会を開催し、「ふりかえりの目的や価値」を共通言語にすることで、チーム全体の共通認識を深める活動を行いました。

ふりかえり勉強会

これも超有料級の勉強会になったとおもいます。
実際に目論見通りふりかえりの価値がチームの共通言語にすることができたと思っているし、この勉強会をするにあたって結構調べて作ったので、今度改めて記事にできたらいいなと思ってます。

ふりかえり勉強会の様子

そしてこれからも草の根活動としてふりかえりの継続的な改善を続け、ふりかえりがチームの成長を支える文化としてしっかり根付くよう取り組んでいきます。


まとめ

自分はBASE BANKチームを、個人の個性を最大限に活かせる組織にできたらいいなと思っています。デザイナーとしての視点を活かしながら、チームビルディングに取り組んできました。
その中で、以下の点を意識して活動しています。

  • メンバーの個性を最大限に発揮できる場を作る
  • ホスピタリティを持って場を作る
  • ワークショップを主催する際は参加メンバーの工数を最小限に抑え、最大の成果を目指す
  • 作成したツールは継続的にアップデートする

デザイナーの強みは「誰でもわかるもの」を作れることです。
この強みを活かして、これからもチームの成長を支える場やコミュニケーションツールの開発を続けていきます!

明日の担当は……

  • BASE BANK事業責任者のyanagawaさん
  • PayIDのフロントエンドエンジニアのnojiさん

のお二人の記事が公開予定です。
おたのしみに!

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