はじめに
BASE の ProductDev でエンジニアをしているTorataです。
2025年6月28日(土)に開催された「PHP Conference Japan 2025」にBASEのエンジニアが登壇 & ゴールドスポンサーとして協賛したのでその様子をお届けします!
ちなみに今年は例年とは違いホットな夏開催でした!
BASEのスポンサーブースの紹介について
先日のブログでも紹介した通りBASEのスポンサーブースでは「教えて!PHPerの皆さん」というテーマでのアンケート形式の企画を実施しました!
アンケートは3つのお題を用意しました
- PHPで成功した事 or 苦労した事を教えて!
- AIツールをどのように活用しているか教えて!
- お気に入りの関数 or フレームワーク教えて!
また、アンケートに答えてもらった or 気に入ったものにシールを貼ってくれた人には BASE でもショップを開設されている COZY COFEEさんのコーヒーパックを配布しました
このショップさんはいつも季節に合わせたブレンドを作ってくれる素敵なショップさんなので気になる方はショップ覗いてみてください!!
当日は想定していたよりもたくさんの方にアンケートに答えていただき、アンケートボードも埋まるくらいの大盛況でした。
中でもAIに関する質問には回答が集中していて、AIブームの盛り上がりを感じることができました!
登壇の紹介
Capi (@ysssssss98)
BASEでWebアプリケーションエンジニアをしているCapi(かぴ)です。
今回は趣味で触ってる FrankenPHP を使いWebアプリケーションを動かす方法をLTで紹介させていただきました。仕事に直接活きる内容ではありませんが、PHPを取り巻く新しい技術を紹介できてよかったです。PaaSを利用して公開まで行えたのも個人的によかったです。もっと低レイアを深ぼり、次は深い話しができたら幸いです。
久しぶりに社外で登壇をして緊張しました。
プログラミングをするパンダ (@Panda_Program)
今回は PHPerKaigi 2025 のモジュラーモノリス、TSkaigi 2025 のクリーンアーキテクチャ の発表に続くオブジェクト指向設計の発表でした。スライドの中で「クリーンなコードとは認知負荷の低いコード」「Entity と Value Object の違い」や「コマンドメソッド・クエリメソッド・モディファイアメソッドを分けて書こう」などオブジェクト指向でコードを書くにあたり大切なことをお伝えしました。コード例も交えて紹介できたので、ここで得た知識を活用して日々の開発に活かしてもらえれば幸いです。
スライド作りで工夫した点は、markdownファイルをGoogle Slidesに連携してスライドを作るOSSのdeckを使ったことです。各スライドの文字コンテンツをGoogle Slidesに反映できたので、転記の作業が大幅に省力化できました。また、今回サンプルコードはmarkdownファイルをClaude Codeに読み込ませて生成させたものをチェックし、採用しました。微調整をするだけで十分紹介できるコードを最初から出力してくれました。本スライドの最後に「このスライドをAIに読み込ませたらコード生成できる」と書いているのは、実際に自分が手元で試してうまくいったからです。
PHP Conference での登壇は2回目でした。今回はプロポーザルの段階でstar数が17、トラック4の会場は満員で立ち見が出るほどで嬉しい驚きでした(ネットにはアップしないものの、写真撮れば良かったと後悔しました笑)。オブジェクト設計は多くの方が関心のある内容なのだと実感したのと同時に、たくさんの方にこの内容を届けられたことが嬉しいです。
スライドにも書きましたが、自分一人がクリーンなコードを書いてもチーム開発においては不十分です。みんなが「この時はこう書くよね」という共通認識がないと独りよがりになってしまいます。このため、多くの方にこの内容が届けられたことは意義があると思います。
一方、この発表の内容は私の独創ではありません。オブジェクト設計スタイルガイドという良書を参照しています。本書を使った読書会の進め方は、以前ブログに書いているのでこちらもぜひご覧いただければと思います。ぜひチームでこの本の読書会をして、みんなでクリーンなコードを書きましょう!
当日見たセッションの紹介
PHP 8.4の新機能「プロパティフック」から学ぶオブジェクト指向設計とリスコフの置換原則
PHP8.4 で追加されるプロパティフックの紹介と後半は型システムの話も入れながらのプロパティフックが入ることにより何が変わるかの紹介でした。
個人的にプロパティフックがあることで今までと何が変わるの?書き方楽になるだけ?getter, setter じゃだめなの?と思っていたのでこれから使っていくぞ!と思えるような発表でした。
自動販売機を使った例えばとてもわかりやすかったです。
イベントストーミング図からコードへの変換手順
昨今のAIエージェントでコード生成が楽になるというのは身をもって体感していましたが、このセッションでは自分たちエンジニアがコードを書かなくなったらその時間を何に使うべきなのかを感じさせられるセッションでした。
ポリシーや外部システムとの連携など様々なパターンでの例があったのでイメージもしやすかったです。
イベントストーミングに賭けたくなりますね
おわりに
ブースに来ていただいたみなさま誠にありがとうございました!
また、登壇された方々やスタッフの方もカンファレンスを盛り上げるために尽力していただき本当にありがとうございます。
おかげでいつもカンファレンスを楽しむことができています。
BASEは今後もカンファレンスイベントへの参加や登壇を積極的に支援しています
もしご興味ありましたら採用情報も確認してください!