2023年3月19日に「YAPC::Kyoto 2023」が 開催されます。
その前日の2023年3月18日に前夜祭で開催される「YAPC::Kyoto 2023 Reject Con」に遠藤(@Fendo181)が登壇します。
YAPC とは
YAPCはYet Another Perl Conferenceの略で、Perlを軸としたITに関わる全ての人のためのカンファレンスです。 Perlだけにとどまらない技術者たちが好きな技術の話をし交流するカンファレンスで、技術者であれば誰でも楽しめるお祭りです!
今回の「YAPC::Kyoto 2023」のテーマは「try/catch」になります。 YAPC::Japanとして初めての試みとなる「会場と配信のハイブリッド形式」で開催されるカンファレンスなため、チケットを持っている方はオンラインでカンファレンスに参加する事ができます。
当日のタイムテーブルは以下をご覧ください。
https://yapcjapan.org/2023kyoto/timetable.html
発表する内容について
「PHP8によるデザインパターン入門」というタイトルで2023年3月18日の13:10~13:20の間で発表します。
このタイトルにした背景には「PHPによるデザインパターン入門」という、2006年に刊行された名書があります。この本では「Adapter」や「Singleton」など有名なデザインパターンをPHPを使って紹介されています。一方で本で書かれているPHPのバージョンは5.x系で、このとき型宣言も列挙型もまだ導入されていませんでした。 その後PHP7から「型宣言」が導入され、PHPは昔と比べて堅牢にコードが書けるプログラミング言語になりました。
読み進めながら写経していると「はたして最新のPHP8で書き直したらどんな違いがあるのか? もしくはデザインパターンで解決したい本質は変わらないのか?」という素朴な疑問が出てきて、掘り下げてわかりやすく説明したいと思い上記のタイトルになりました。
この発表では各PHPのバージョンで書き直したデザインパターンを比較し、PHP8で書き直した場合の変更点や、PHP8の新しい文法についても紹介したいと思います。
おわりに
自分としては本選考で選ばれなかったものの、前夜祭の「YAPC::Kyoto 2023 Reject Con」で採択して頂けた事に YAPC::Japanの運営の皆様に心から感謝しています。当日は参加者の方が少しでもtry/catchして、関心を持っていただけよう発表をしたいと思います。
また自分もYAPC::Kyotoに参加するのが始めてなので、一人の参加者としても「YAPC::Kyoto 2023」を楽しみたいと思います。