BASEプロダクトチームブログ

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スクラムフェス三河2021で登壇、振り返りを積み上げてチームのプラクティスへ昇華していくアプローチについて話しました

こんにちは。BASE BANK 株式会社にて、 Engineering Manager をしている東口(@hgsgtk)です。この度 スクラムフェス三河2021 にて 振り返りを積み上げて自分たちのプラクティスとして昇華•体得していくための仕組みと考え方 というテーマで登壇しました。

スクラムフェス三河とは

スクラムフェス三河はスクラムの学びの場として愛知県の三河で開催されたスクラムに関するカンファレンスイベントです。

スクラムフェス三河はスクラムの学びの場です。 スクラムの初心者からエキスパートまで現場を少しでも良くしようと考えている様々な人々が集まります。 この2日間にわたる魅力的なセッションからはスクラムやアジャイル開発に関する多くのヒントを見つけることができ、現場の力をより一層高めることにつながります。

弊チームでは自分たちのチームが目的・理想とするプロダクト開発の姿を目指すため、スクラムのフレームワーク並びにプラクティスを土台としつつ、日々試行錯誤を重ねています。今回は振り返り(レトロスペクティブ)に関して、その試行錯誤の結果をスクラムコミュニティにシェア・意見交換できれば良いなと思いプロポーザルを提出いたしました。

そして、ありがたいことに採択いただきまして今回の登壇の場をいただきました。

提出したプロポーザル

提出したプロポーザルは 「振り返りを積み上げて自分たちのプラクティスとして昇華•体得していくための仕組みと考え方」 という内容です。

https://confengine.com/conferences/scrum-fest-mikawa-2021/proposal/15589

具体的にはブログ下に公開しておりますスライドの冒頭に転載したとおり、振り返りで得られたチームの気づき・知見がフロー情報で流れていってしまうことに対する課題感です。

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スライド内で言及した課題意識

スクラムを開発スタイルとして取り入れているチームはスクラムのフレームワークを土台として日々のプロダクトづくりをするわけですが、あくまでそれは汎用的なものなので自分達に合わせて最適にチューニングする必要があります。別のプラクティスを採用したり新規に自分達のプラクティスを生み出すこともあるでしょう。

そんな組織ローカルなプラクティスの連なり・一連をいかにストック情報として積み上げることが出来るか、弊チームが実践した内容を発表させていただきました。

発表資料

当日発表した資料はこちらです。

この発表資料は今年の年始に公開したブログ『振り返りで積み上げた開発プラクティス(2020年総まとめ)』のその後の姿ともいえます。

https://devblog.thebase.in/entry/bank-practices-2020

当日のセッション中に聴講いただいた方々との Q and A もスライド内に掲載させていただいています。

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Q and A(1)

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Q and A (2)

振り返りを起点としたチームの成長を考える方々の参考になれば幸いです。

おわりに

今回発表の機会を頂いて、Discord上でリアルタイムに聴講いただいている方々とコミュニケーションができ、「たしかにそういう視点もあったな」など気づきが得られてとても有意義な時間でした。 オンラインと現地会場のハイブリッドシステムでしたが、不自由なくオンライン上で参加できました。運営の皆様誠にありがとうございました。