BASEの執行役員/Product Managerをしている神宮司(7jin16)です。
BASEのプロダクトマネージャーは、プロダクトの戦略、製品、事業数値まで責任を持ちます。
ユーザーの方々にどうしたら素晴らしい体験を届けることができるのかを悩みながら毎日淡々と会社全体でプロダクトを作っているため、プロダクト作りでとても重要だと思うことを書いていきます!
ポエムを書く
新プロダクトや新機能を作り始める前に実現したい理想の世界観についてのポエムを書くことが多いです。ポエムはあくまで Be Hopeful に書きます。深夜に書くとより叙情的に書けるのでオススメです。
ポエムを書くことによって自分たちが目指したい方向性が言語化されて、新プロダクトや新機能のコアバリューが設定されます。コアバリューが設定されていれば、タスクの優先順位が付けやすくなります。
ポエムによってチームもエモい気持ちで頑張ることが出来てテンションが上がります。
優先順位の設定
施策の優先順位決めは、めちゃくちゃ大切です。すべての力を優先順位決めに使った方がいいんじゃないかと思うほど、超大切です。
プロダクトを作っていると、様々な目線でのフィードバックがありプロダクトの改善施策案はめちゃくちゃ出てきます。しかもサイズ感も改善される箇所も様々です。しかし時間は有限です。プロダクトマネージャーは常に効率的にユーザー体験を改善して事業数値、そして世の中にインパクトを与えていかなければなりません。
その中で適切に優先順位を設定していくのは難易度が高いです。
施策の優先順位を設定するときは、以下の3つを並べて考えます。
- リリースまでの時間軸(工数)
- 改善が期待できる効果(数値)
- 改善することによって積み上がる施策か
リリースまでにどれくらいの時間が必要か、これが短ければ短いほどより多くの改善を行うことができ、改善が期待できる効果が大きいほど、ユーザー体験を向上することができ、施策が積み上がれば積み上がるほど、他のプロダクトとの差が生まれます。
これを徹底的に考えていくことが大切です。どこかの目線に偏らず、3つの観点を考え続けて Move Fast に優先順位を設定し続けます。
優先順位設定は施策案が出てきた瞬間に決められることが重要であり、そのためにはプロダクト設計、事業数値、ポエムで作ったコアバリューへの解像度の高さが重要です。解像度を上げるためには数値が必要で、実際に起きている事象を常日頃から把握することが大切です。
優先順位を設定したら突き進みましょう。そして再現性を作るために結果を振り返り、軌道修正できるところは再度優先順位を設定して修正しましょう。
楽しむ
プロダクトを作っていると期待通りに改善されなかったり、ハプニングがあって計画が崩れてしまったり、意見がぶつかり合ったり、ウッ🤢となることも多々ありますが、楽しんでプロダクトを作ることが大切です。楽しめていないと作り続けることが難しいです。プロダクト作りは長距離走なので自分の感情と向き合って淡々とユーザー体験を良くしていきましょう。
自分が書いたポエムの世界観を信じていれば楽しく作り続けられます!
おわりに
プロダクトマネージャーとしてプロダクトを作るときに重要だなと思っていることを書いてみました。3つしかなかったですが、ぼく自身全部完璧にできているわけではなく、日々トライ&エラーを繰り返しています。
Eコマースプラットフォーム「BASE」では、主なプロダクトとして、ネットショップ作成サービス「BASE」、ショッピングアプリ「BASE」の2つがありますが、まだプロダクトマネージャーがぼくしかおらず募集中ですので、ぜひ気軽にオフィスに遊びにきてください!