BASEプロダクトチームブログ

ネットショップ作成サービス「BASE ( https://thebase.in )」、ショッピングアプリ「BASE ( https://thebase.in/sp )」のプロダクトチームによるブログです。

Welcome Fintech Community #1を開催しました!

welcome fintech communityのバナー。かっこいい!

こんにちは! BASE BANK Divisionの松雪です。
今回、金融決済の技術領域を中心としたコミュニティを立ち上げ、6月20日にイベントを初開催しました。
その模様をお届けします。

Welcome Fintech Communityとは?

特定の技術や職能に関するコミュニティは数多くありますがfintechに関するコミュニティは少なく、fintech領域を盛り上げていくために知見やお悩みの共有ができるようもっとオープンなコミュニティがほしいなと感じていました。
そんなとき、EMゆるミートアップでスマートバンク社の三谷さんと出会い、「fintech界隈で集まってもっと色んな話したいよね???」と盛り上がった結果このコミュニティを立ち上げることにしました。

welcome-fintech.connpass.com

当日の様子

LT

司会の柳川さん。さすが盛り上げ上手。

申し込みについては、ありがたいことに40人枠が一時いっぱいになるほどの盛況!
こういうイベントは申込み人数に対して6~70%くらい来場してくだされば御の字と言われていますが、80%近い方にご来場いただき、熱量の高さを感じました。

最初はBASE BANKから、根本さんの “BASEカードから見る決済サービス"。
カード決済の基本的な仕組みやそれを実現するための「BASEカード」 のシステム構成、さらにはキャンペーンなどの施策をどう実現するか?など具体的な話までしてもらいました。
決済パターンが本当に多様で実際にリクエストが来るまで存在自体知らないものもたまに発生するという話に、カード決済に関わっていらっしゃる参加者の方々が深く頷いており、皆さん苦労されているんだな・・・と思いました。

BASE BANKの根本さん
speakerdeck.com

次に株式会社スマートバンクのCTO堀井さんから”カード発行会社(イシュア)を支えるシステム解説”というタイトルで「B/43」のアーキテクチャについて発表いただきました。
イシュアという立場では「BASEカード」と同じですが、より深くVISAの決済ネットワークと接続しているためPCI DSSというセキュリティ基準をクリアする必要があり、そのためにどのような技術選定、アーキテクチャ構築を行ってきたか赤裸々に発表してくださいました。プリペイドカードのプロダクトを立ち上げる機会がもしあれば必読の資料です!!

スマートバンクの堀井さん
speakerdeck.com

最後にPAY株式会社からクリスさん。
PAY社でもPCI DSSの基準をクリアするための様々な対応を行っているのですが、今年実際に発生した対応事案についてサスペンスのごとく追体験していくような発表をしてもらいました。
詳細は是非資料を見てみなさんも追体験していただきたいですが、問題を特定し、無事解決したときには会場からお〜と歓声が上がっており、会場が一体感に包まれていました。

PAYのクリスさん

speakerdeck.com

パネルディスカッション

パネルディスカッションでは、事前に用意していたテーマとXに投稿いただいた質問を拾いながら進めていきました。
決済の確定やキャンセルを考慮したキャンペーン予算設定の質問や、PCI DSSを考慮したシステム分割に付いての考察など、明らかにfintech経験者からの質問だ!という内容もあり、大いに盛り上がりを見せました。

パネルディスカッションの様子

懇親会

LTやパネルディスカッションの時間が足りなかったのか、懇親会でも各方から決済や送金、PCI DSSなど様々な決済談義が聞こえ、非常に盛り上がっていました。
次こういうテーマで話したい!という声や次回はいつやるんですか???など早速次回開催の要望をいただくなど参加してくださった皆さんの熱量が最初から最後まで高く、このコミュニティを立ち上げた意味があったなあと非常にありがたかったです。

懇親会の様子

おわりに

正直ある程度需要はあるだろうなとは思っていたものの、想定以上の盛り上がりを見せ、今後も継続してこのコミュニティを育てていきたい!と思えるイベントになりました。
当日の様子もXのハッシュタグを追うとさらにわかりやすいかと思います。是非ご覧になってみてください。
https://x.com/hashtag/welcome_fintech

最後に、この場を借りて共済してくださったスマートバンクさん、そしてご参加の皆さん双方に感謝申し上げます。本当にありがとうございました!

まだ未定ですが、第2回以降も開催したいと思っているので、ぜひご参加ください!