BASEプロダクトチームブログ

ネットショップ作成サービス「BASE ( https://thebase.in )」、ショッピングアプリ「BASE ( https://thebase.in/sp )」のプロダクトチームによるブログです。

プロダクトマネージャーは 「面白がり力」があると良い

はじめに

この記事はBASEアドベントカレンダーの21日目の記事です。

こんにちは!BASE株式会社でPay IDチーム プロダクトマネージャーグループのマネージャーをしているkumaです。

Pay IDは、BASEで作られたショップでのお買いものを楽しむためのショッピングサービスで、クイックでスムーズな決済機能と、ショッピングアプリを提供しています。

本記事ではフィンテックドメイン未経験からフィンテックプロダクトのPMを1年半ほど経験して感じた「プロダクトマネージャーとして何でも面白がる、面白がり力」の重要性を話します。

ドメイン知識を身につけるのはなかなか大変

プロダクトを成功させるためにPMとして必要なスキルや経験は様々ありますが、その中でも「ドメイン知識を身につけること」は重要な要素のひとつです。

しかし、ドメイン知識を習得するのは容易なことではありません。

座学や業界調査、顧客インタビュー、社内外の専門家との連携、勉強会やコミュニティへの参加など、方法は多岐にわたりますが、いずれも時間と労力がかかります。

そして、これを「やらなければならない義務」として捉えると、なかなかの苦痛を伴う作業になりかねません。

特に、もともと興味関心の薄いドメインや未経験の業界に飛び込む場合、その苦痛は一層増すでしょう。

急に未知のドメインに飛び込む可能性は、誰にでもある

しかし、例えば新規事業の立ち上げや部署異動、マルチプロダクト間での担当プロダクト変更、さらには転職など、PMが全くこれまで興味関心を持っていなかった、新しいドメインを担当する機会は誰にでも訪れる可能性があります。

では、そんな時にどのようなマインドで取り組むと、ポジティブにドメイン知識の習得に取り組んでいけるのでしょうか。

フィンテック未経験から決済関連のプロダクトマネージャーへ

私自身の話をすると、現在、BASE社にてコンシューマー向けのプロダクトマネジメントを主に担当しています。

そのなかでもワンクリックで簡単にクレジットカード決済ができるID決済や、Pay ID あと払い(いわゆるBNPL)という決済プロダクトを主に担当しています。

最近では分割払いの機能をリリースしました。

binc.jp

これまでフィンテック業界でゴリゴリPMをやってたかでいうと全然そんなことはなく、BASEに入ってから初めて経験しました。

私が入社した直後にあと払いのプロダクトがサービスインし、PMとしてアサインされたという経緯でした。

なので、特段フィンテックにとても興味がある状態から入ったわけでもありませんでした。

未経験で飛び込んだこの領域では、複雑なビジネスモデル、関連法令、契約形態など、これまで生きてきた中で一度も触れたことがないようなドメイン知識を理解しつつプロダクトづくりに取り組む必要が出てきました。

一例:クレジットカード業界のビジネスモデル。謎のワードや概念が飛び交う

Credit Cardビジネスモデル

画像は以下から引用

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/sankankyougikai/fintech/dai1/siryou2.pdf

「どんなことでも面白がる」というマインドセットがあれば、PMはどんなドメインでもやっていける

アサインされた当初はこの複雑さに後退りしそうになりましたが、1年半ほどたった今では、同じチームの決済ドメインの業界歴が長いメンバーに「未経験からなんでこんなにやれてるのか謎ですごい」という言葉を頂けたくらいには、やっていけてます。

なぜそうなれたか振り返ってみると「どんなことでも面白がる」というマインドセットがあったからこそ、だと感じています。

「どんなことでも面白がる」というマインドセット、「面白がり力」は言い換えれば「未知の領域に対して怯えず好奇心を持ち、動きながら考える。そして自分に意味付けしてモチベーションを引き出す力」だと考えています。

私が考えるこのマインドセットを持つために意識していた3つのポイントを紹介します。

①:動きながら考える

分からないこと、未知のものに取り組むことは、不安だし腰が重くなります。

つい座学で色々勉強してから、動こうとしてしまいがちです。

私の場合は、特に「決済とは」「あと払い(BNPL)とは」のような研修等は特になく、いきなり実戦投入でした。

でも振り返ると、分からないながらもとにかく動き回って実際のものごとに触れながら考えたほうが、結果得るものが大きかったと感じています。

やっていくと自然と疑問が湧き出てくるので、都度その疑問を解消していけば、自ずと身についてきます。

②:分からない状態であることをポジティブに捉える

ピュアに何も「分からない・知らない」状況は最初しかないです。

どんどん知識がつくにつれて良くも悪くも業界に染まっていきます。

無知だからこそ感じる、業界への純粋な違和感は最初にしか味わえず、ここで感じた違和感が今後のプロダクトづくりに活かせるので、この状態をポジティブに捉えましょう。

私の場合、とあるアイデアに対しドメインエキスパートのメンバーから「その発想は業界の慣習的にはなかったが、ありかもしれない」と言われたことが何度かあり、プロダクトに取り込めたものもあります。

無邪気に物事を考えられる状態は貴重だと感じています。

③:自分の興味関心とリンクする部分を発見し、自分に意味付けをする

私の場合、最終的には自分の興味関心や価値観とリンクしないと、継続的にモチベーション高く取り組むことがなかなかできないタイプです。

そのため、発見していく物事に対して、自分の興味関心や価値観とリンクする部分を見つけて、自分がなぜそれをやるのか、自分に意味付けをすることで、モチベーション高く取り組むことができます。

私の場合は、決済のことを知っていくうちに、決済は人類の歴史のなかでも大きな発明であることを実感し、これから自分たちが新しい「決済」を作っていくことは、人類の進化に貢献できると感じ、モチベーション高く取り組むことができています。

「面白がり力」があれば、どんなドメインでもPMとしてやっていける

このように「どんなことでも面白がる」というマインドを持つことで、ドメイン知識を得る過程が苦痛ではなく、楽しいものに変わると考えています。

①動きながら考える

②分からない状態であることをポジティブに捉える

③自分の興味関心とリンクする部分を発見し、自分に意味付けをする

こうしてみると、割と当たり前のことを言っていますが、このマインドセットがあれば様々な未経験のドメインのプロダクトでもPMとしてやっていけると私は思っています。


最後に

もしこの記事を読んで「私も未知の領域に挑戦してみたい」と思っていただけたなら、その第一歩を踏み出す手助けになれば幸いです。

また、私たちも現在Pay IDチームではプロダクトマネージャーを絶賛募集中です!

現在在籍しているPMは私のようにフィンテック未経験のメンバーが多いです。

所属するチームにはドメインエキスパートの方々もいらっしゃるのでとても心強いチームとなっています。

ご興味あればぜひ一度、お話からでも聞いていただけると嬉しいです!

open.talentio.com

採用情報 | BASE, Inc. - BASE, Inc.

次回はPay ID ID決済グループのzanさんの記事が公開予定です。お楽しみに!