BASEプロダクトチームブログ

ネットショップ作成サービス「BASE ( https://thebase.in )」、ショッピングアプリ「BASE ( https://thebase.in/sp )」のプロダクトチームによるブログです。

今BASEに入社してやることあるの?という疑問に答えるよ

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はじめに

CTOの川口 (id:dmnlk) です。 これはBASE Advent Calendar25日目の記事です。僕は立候補してないのに勝手に日程が組み込まれてました。

BASE株式会社では積極的にエンジニア採用を行っております。 その中でよく質問を頂くのは「BASEに今から入社した場合にやることはあるのか?」というものです。

確かにサービスは成長し上場もしている企業で自分がやることはあるんだろうか、というのは僕も同様に疑問を持つだろうなとは思います。

ですので今回は話せる範囲ではありますが、今BASEで必要とされていることを書いていこうと思います。

フレームワーク移行

来年以降、BASEシステムとして取り組むものとして非常に大きいウェイトを占めるのは間違いなくこれになるでしょう。

現在BASEの大部分が利用している言語及びフレームワークはCakePHPですが2系を利用しておりEOLを迎えているだけでなく開発生産性などが数世代遅れているということを否定出来ません。(CakePHP2というフレームワーク自体が悪かったという話ではありません)

これらを徐々に別のフレームワークや言語のシステムに変更していくというのが主なミッションです。 その中でモノリスからマイクロサービスという形にしていくという選択肢もあるでしょう。個人的にはRDBMSのトランザクションの恩恵を捨てる選択肢を取ることに恐怖はありますが。

BASEシステムのコード量は非常に多くデータのパターンも多岐に渡るため、コードの歴史の解読、調査、修正にテストなど技術理解だけでない幅広いスキルが必要になると思います。

使っていただいているユーザーさんの不便を起こさないよう、安全にシステムをマイグレーションしていくという仕事は胆力のいるミッションだとは思いますが我こそはという方は是非お待ちしています。

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セキュリティ

BASEでは多くのユーザー様のデータをお預かりしており、社内やアプリケーションのセキュリティを強化していくことは重要です。

今まで専任のセキュリティエンジニアは採用しておらず、元々セキュリティに一定の造詣があるメンバーによって脆弱性診断の対応等を行っておりました。 しかしこれでは組織として非常に弱く、より踏み込んだセキュリティ対策を行えない状態ではありましたので今回募集をさせて頂いております。

特にアプリケーション側のセキュリティエンジニアに関しては、内部統制や各種認証取得などの整備などとは別のチームとして動いていただきます。 BASEで利用しているAWSのセキュリティ製品の適用によるセキュリティ向上、脆弱性診断の結果トリアージ、不正リクエストの検知対応など様々あります。

脆弱性診断の結果トリアージは、場合によっては修正からデプロイまで行っていただく予定でありPHPである必要はありませんがウェブアプリケーションの開発経験を要求しています。 大量のリクエストや多くの種類のユーザーさんが飛び交うアプリケーション上で起きうるたくさんのセキュリティリスクを低減し、安心して使っていただける環境を作るチームとして立ち上げていきたい方をお待ちしています。

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DX改善

Digital Transformationではなく、Developer Experienceです。

開発者体験が悪い状態での開発は進められますが、複利的に効いてきます。 それを改善するために、デプロイ速度の向上やローカル及び開発環境の整備、CI/CDパイプラインの効率化などやることは非常に多くあります。

先日のイベントで軽く話しましたがこのあたりは常時タスクがあるというわけではなく専属エンジニアが付けづらくCTO職などがやることが多くなってしまうのが現実だったりします。

開発者の現状に寄り添いながらよりよい開発者体験を作っていきたい方を募集しています。

EMの育成や新規メンバーのオンボーディング強化

組織が大きくなると必ず非常に重要になってくるのがマネージャーの存在です。 普段のタスク管理などはそこまで問題となりませんが、メンバーの成長を考えながらチームとしての成果を最大化を考える必要があります。

恥ずかしながらCTOの自分はそのあたりの知見が薄く得意でもないので、EMを育成という観点で何が有効になっていくかがあまりわかっていません、 大規模組織でのマネジメント経験や育成を行っていた方は是非BASEに来てその知見を活かして欲しいと思います。 合わせて、続々と入ってくる新メンバーに大規模になってきたBASEシステムのオンボーディング体験を向上させていくといったことも一緒に考えていただければと思います。

どれだけ優秀なエンジニアでも入社してからの成果を最大化してもらうためにオンボーディングは必須であり、課題は大きくなっているのでぜひとも取り組みたい箇所です。 まだ予定はありませんが新卒採用も見据えてやっていきたいですね。

パフォーマンス改善

多くのショップ様が使ってくれる現状においてパフォーマンス改善は日々のタスクとして取り組まないといけない課題です。 データ量が多くなったショップ様の管理画面パフォーマンス、ショップページのレンダリング高速化など改善すべきページはたくさんあります。

現代的なCDN技術などを利用し高速化を図っていきたいと思っています。

New Relicを積極的に活用しているので監視を超えて可観測性を高めてより高速なネットショップ作成サービスにしていきたいですので、是非パフォーマンスジャンキーの方を募集しています。

最近ではこのようなアウトプットもあります。

devblog.thebase.in

おわりに

これらの取り組みだけでなく、事業の課題についてのサービス開発、Pay ID開発、さらなるUXの向上、アクセシビリティ、データ基盤整備、機械学習による不正決済対策、レコメンド開発などなどたくさんあります。というかまだまだある!メチャクチャある!助けてください!

是非興味ある方は下記から応募して頂いたり、僕のTwitterにDM、Meetyなどどんな手段でもいいのでご連絡ください。 では、皆様良いお年を!!!

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meety.net