BASEプロダクトチームブログ

ネットショップ作成サービス「BASE ( https://thebase.in )」、ショッピングアプリ「BASE ( https://thebase.in/sp )」のプロダクトチームによるブログです。

妊娠・出産・育休を経てHopefulに働いている話

本記事はBASEアドベントカレンダー2024の6日目の記事です。

はじめまして、BASEでエンジニアをしているasakoyaです。 2022年10月にBASEに入社し、Merchant Management Devというチームで、不正決済対策や法改正対応など、決済に関する開発に取り組んでいます。

2024年1月に第1子の男の子を出産し、10月に職場復帰したばかりです。

初めての妊娠・出産・育児に挑戦する中で、BASEのサポート体制に助けられたことがたくさんありました。この経験が誰かの参考になればと思い、筆を取りました。

なお、BASEは男性でも育休を取得される方がとても多く、関連したブログ記事もあります。

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今回は女性目線での体験をお届けします!

妊娠期


妊娠が分かったのは2023年の6月。

安定期に入るまでは周囲への報告を控える方も多いと思いますが、私はすぐに上司と会社へ伝えました。当初は体調が不安定だったため「迷惑をかける前に言っておこう」というのと、BASE独自の制度である「妊娠特別休暇」を付与してもらうためです。

これは定期健診や両親学級への参加、体調不良時に使える特別な休暇で、有給です。「無理せず休める環境」というのは、体の面でもありがたいですが、個人的にはそれ以上に「会社が気遣ってくれている」と感じられることが大きかったです。

また、BASEではハイブリッドワークを取り入れており、在宅でも働くことが可能なため、体調が優れない日でも無理のない働き方ができました。

12:00〜16:00がコアタイムのフレックス勤務のため、妊婦健診も、比較的空いている平日の午前中に、仕事を休むことなく行くことができました。(健診が長引いた時などは妊娠特別休暇を使いました)

仕事の引き継ぎ


体調が比較的すぐに安定したこともあり、妊娠を理由に仕事の内容や働き方を変えたり、セーブしたりする必要はほぼありませんでした。

ただ当然、出産後は長期間お休みすることになるので、引き継ぎについてはマネージャーと相談して調整していきました。私の担当していた仕事は、新しく業務委託の方を採用して引き継ぐことになったので、チームへの負担が増えることにそこまで罪悪感を覚える必要がなかったのはありがたかったです。

おかげさまで、出産予定日の3週間前まで元気に働き、1年間のお休みをいただく予定で、産前休暇に入りました。

いざ出産


「産休ってヒマだな〜」などと余裕ぶっていたら、予定日より10日も早く、いきなり破水してあっという間の出産になりました。3,300gの元気な男の子でした。

あまり準備ができていなかったので「なんか色々書類出さなきゃいけないんだよね!?」と大慌てでしたが、BASEには「産休・育休HAND BOOK」という詳しい資料があり、そこに妊娠・出産関連の手続きの情報がまとめられているので、これがとても参考になりました。

また、妊娠を報告した段階で、労務担当の方がSlack上で専用の育休対応チャンネルを作ってくれました。手続き関連で分からないことがあればすぐに聞けるので、心強かったです。私は手当金の細かい額まで色々と口うるさく質問したのですが、丁寧に答えてくださり感謝です。

手当金といえば、これは会社独自の制度ではありませんが、BASEは関東ITソフトウェア健康保険組合に加入しているため、出産育児一時金として、法定給付50万円に加えて付加給付9万円が受け取れます。ありがたいですね。

復帰まで


子育てが始まって最初の1〜2ヶ月は、体調も安定せず、慣れないことも多くてヘトヘトでした。

ただ、その期間を過ぎると(こんなことを言うと怒られてしまうかもしれませんが)結構ヒマでした。夫が5ヶ月間の育休を取ってくれたのと、子どもがとても優秀で、昼も夜もまとまって寝てくれるという、大変に親孝行な子だったからです。

というわけで、ぼんやりと桃鉄に励む日々の中でふと「早めに復帰できるのでは…?」と思い至りました。

また同じ頃に実家近くへ引っ越し、その地域で入園できる保育園が見つかったため、当初1年の予定だったのを短縮し、8ヶ月で復帰することになりました。

復帰前にはマネージャーや労務担当の方との面談があり、復帰後の働き方についてしっかり相談できたので、安心して仕事を再開できました。

時短勤務や、時間外勤務の制限など、色々な選択肢がありますが、私は休業前と同じくフルタイムで働くことを選択しました。フルタイムで復帰しようと思えたのは、自分の妊娠期の経験も含めて、BASEには柔軟に働ける環境が整っていると感じていたからです。

いざ復帰


「BASEには柔軟に働ける環境が整っている」は本当にその通りだと感じています。

たとえば、夕方以降はカレンダーをブロックして子どものお世話に専念したり、お迎えのために業務を途中抜けしたりする働き方が、マネージャー陣も含めて当たり前のように浸透しています。

子どもの送り迎えを夫と分担して、私自身は基本的に8:00〜17:00で働いていますが、Slackを活用した非同期的な業務が多いため、チームメンバーとの勤務時間のズレも問題になったことはありません。

携わるプロジェクトの内容も、私が休業前に携わっていたものと領域が近く、比較的容易にキャッチアップができるものだったので、スムーズに業務に戻ることができました。

0歳児(10ヶ月)とのリアルな生活


参考までに、今現在の私の1日のスケジュールを載せてみます。

  • 7:00 子どもと一緒に起床
  • 7:15 子どもと自分の朝食、自分の支度
  • 8:00 子どもを夫に任せ、業務開始
    • 時間がないときはパジャマのまま仕事を始めます
  • 8:30 玄関で夫と子どもを見送り
  • 12:00 昼休み、夫と一緒に昼食
    • まだパジャマのときはこのタイミングで着替えたりメイクしたり
  • 13:00 業務再開
  • 17:00 業務終了
  • 17:20 保育園お迎え→子どもと遊ぶ
  • 18:00 子どもの夕食
  • 18:30 子どもと一緒にお風呂→ミルク→歯磨きなど
  • 19:00 寝かしつけを夫に任せ、夕食準備
  • 20:00 夫と夕食→片付け
  • 21:00 フリータイム
    • お風呂に入ったり、家事したり
    • たまに仕事に戻ることも
    • 時間があれば読書やゲーム
  • 0:00 就寝

見ての通り、朝と夜はバタバタですが、この寝顔のために頑張っています。

夫婦共に在宅勤務・フレックス勤務でこれなのだから、毎日出勤しているお父さんお母さんは本当にすごい。頭が下がります。

今後のこと


ここまで書いてきて、なんだか本当に順風満帆にやってきたなあと思い返しています。妊娠の経過がとても順調だったこと、生まれた後も手のかからない性格で健康な子どもだということ、それから夫の全面的な協力があるという、非常に恵まれた環境のおかげです。

みんながみんなこうはいかないだろうし、私自身の家庭環境も、これからどう変化していくか分かりません。

でも、もしこの先、家庭環境が大きく変わっても「働き方や目指す方向を相談すれば、柔軟に対応してもらえる環境がBASEにはある」と感じています。

おわりに


もちろん「子育て中でもみんなフルタイムで働くべきだ!」と言うつもりは全くありません。

大事なのは、幅広い選択肢と、柔軟な環境があること。少子化が叫ばれて久しい現代、子育てとキャリアの両立ということが言われますが、なによりも、変化に対応できるという安心感が必要だなと思います。

ここに書いた私の経験が「こんな働き方・生き方もあるんだ〜」と誰かの参考になったり、希望になったりしたらとても嬉しいです。

もしBASEという会社に魅力を感じていただけた方がいれば、是非一緒に働きましょう!

binc.jp

最後になりましたが、産休・育休に快く送り出してくださり、復帰後も温かく迎えてくださったチームメンバー、支えてくださったマネージャーや労務担当の皆さま、本当にありがとうございました。 これからもよろしくお願いします!

※当記事でご紹介した制度等は2024年の執筆時のものです。法律や会社の制度は変わる可能性がありますのでご了承ください。

明日はTorataさんが整理整頓の極意を教えてくださるそうです。お楽しみに!